テクニカル分析
テクニカル分析(罫線分析ツール)は、有価証券の価格と数量の両方または一方を数学的に処理して得られる数値で、将来の価格変動の予測を目的としています。ポジションのオープンまたはクローズを、いつ、どのようにして行うかの決定を、テクニカル分析からのシグナルに基づいて行うことができます。その機能によって、テクニカル分析はトレンド系テクニカル分析とオシレーターの2つのグループに分類されます。トレンド分析は、値動きの方向性を探り、同時的に、または遅行して、反転時期を知るために役立ちます。オシレーターは先行して、または同時的に、反転時期を探るのに役立ちます。
テクニカル分析は、「ナビゲータ」ウィンドウからドラッグ&ドロップでチャートに取り込みます。 「挿入⇒罫線分析ツール」メニュー コマンド、または 「チャート」ツールバーボタンのクリックによって取り込みます。 テクニカル分析は、固有の垂直方向のスケール(MACDなど)を持つ個別の罫線分析ツールウィンドウに描くことも、あるいは、直接価格チャート(移動平均線(Moving Average)など)に描くこともできます。しかも、テクニカル分析は価格データやその派生データ(中央値、ティピカル価格、加重終値)だけでなく、他のテクニカル分析に関しても描くことができます。例えば、Accelerator Oscilator(AO)の移動平均を描くことができ、この方法により、AOへのシグナルラインが追加されます。そのためには、まずAOテクニカル分析を描き、次にドラッグ&ドロップを使ってMoving AverageをAOに取り込み、「適用」オプションの設定項目である「前のテクニカル分析データ」オプションを選択します。「最初のテクニカル分析データ」オプションが選択されていると、Moving Averageが、AO以外の最初に取り込まれたテクニカル分析のデータに基づいて、描かれます。
分析パラメータの他に、テクニカル分析の設定で、さまざまな要素、線の濃淡、使用される記号のサイズを設定することができます。さらにさまざまな周期についての表示を、「表示選択」タブで変更可能です。このとき、テクニカル分析は選択した周期について表示されます。この機能は、周期によってツールの設定を変えている場合に役立ちます。同じタブの「データウィンドウに表示」オプションを利用すれば、「データウィンドウ」のテクニカル分析に関する情報を見ることができます。
すべての設定は変更可能です。これを行うには、「ナビゲータ⇒罫線分析ツール」で変更したいテクニカル分析を選択しダブルクリックするか、チャート上で表示され、変更したい分析ツールのライン上にマウスを置き、「プロパティ」コマンドを実行します。また、「チャート⇒表示中の罫線分析ツール」で変更したい分析ツールを選択し、「編集」ボタンを押しても同じ操作ができます。分析ツールを削除するには、「チャート⇒表示中の罫線分析ツール」で削除したい分析ツールを選択し、「削除」ボタンを押すか、チャート上で表示され、削除したい線分析ツールのライン上にマウスを置き右クリックをし、「分析ツールを削除」を実行します。また、「サブウィンド」コンテキストメニュ「サブウィンドウを削除」コマンドを実行すれば、テクニカル分析ウィンドウを消去できます。